約数とは?

「その数を割ることのできる数」のことを約数といいます。
わかりにくいと思うので、具体的な数を使って説明していきます。

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例題を通して「約数」を理解しよう!

(例題1)6の約数を求めてください。

『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)でも書きましたが、「わかりにくい」と感じれば、言い換えてみるといいでしょう。

・6の約数
→「その数(今の場合は6)を割ることのできる数」のことを約数というのでした。つまり、6を割ることができる数を求めなさいという問題です。
※「6を割ることのできる数」がわかりにくければ、さらに言い換えるといいです。具体的には「6÷●を計算したとき、割り切れる。●が約数」ということです。

1だと「6÷1=6」で割り切れます。
2だと「6÷2=3」で割り切れます。
3だと「6÷3=2」で割り切れます。
4だと「6÷4」で割り切れません(余りがでます)。
5だと「6÷5」で割り切れません(余りがでます)。
6だと「6÷6=1」で割り切れます。
7だと「6÷7」で割り切れません(7以上の数もすべて同じです)

というわけで、6の約数は「1、2、3、6」になります。
では、つぎの例題を解いてみましょう。

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例題を通して「約数」を理解しよう!

(例題2)9の約数を求めてください。

9の約数とは「9を割ることのできる数」のことです。

1だと「9÷1=9」で割り切れます。
2だと「9÷2」で割り切れません(余りがでます)。
3だと「9÷3=3」で割り切れます。
4だと「9÷4」で割り切れません(余りがでます)。
5だと「9÷5」で割り切れません(余りがでます)。
6だと「9÷6」で割り切れません(余りがでます)。
7だと「9÷7」で割り切れません(余りがでます)。
8だと「9÷8」で割り切れません(余りがでます)。
6だと「9÷9=1」で割り切れます。
※9よりも大きな数はすべて割り切れません。

つまり、答えは「1、3、9」となります。

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