どの数だと割り切れるのかを判断する方法
素因数分解など、いくつかのテーマにて、たとえば、つぎのように「どの数だと割り切れるのか」の判断にせまられることがあります。
(例1)91はどの数で割り切ることができるのか?
(例2)3294は3で割り切ることができるのか?
このときに知っておくと助かる知識を紹介します。
ここは覚えるしかありませんので、しっかりと覚えてくださいね。
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割り切れるかどうかを判断できるようになろう!
下記は、割り切れるかどうかを判断するために、最低限、覚えておいたほうがいいものです。
鋭いひとは気づくと思いますが、すべて1〜9のうちの「素数」です。
余裕がかなりあるひとは、素数ではない「4」「6」「8」「9」も覚えておいたほうがいいですが、素数さえ覚えていれば対応できるため、ここでは割愛します(成績がかなり優秀なひとは覚えておくと何かの役に立つかもしれません)。
・2で割り切れる数:1の位が偶数
(例)108 → 1の位が「8」で偶数なので、2で割り切れる
・3で割り切れる数:各桁の数を足すと、3で割り切れる数になる
(例1)123 → 100の位は「1」、10の位は「2」、1の位は「3」 → これらの数を足す、すなわち「1+2+3」を計算すると「6」 → 6は3で割り切れる → 123も3で割り切れる
(例2)3672 → 1000の位は「3」、100の位は「6」、10の位は「7」、1の位は「2」 → 「3+6+7+2=18」 → 18は3で割り切れる → 3673も3で割り切れる
・5で割り切れる数:1の位が「0」もしくは「5」
(例1)5000000 → 1の位が「0」なので5で割り切れる
(例2)1934325 → 1の位が「5」なので5で割り切れる
※7で割り切れるかどうかは、実際に割って判断するしかありません。
ちなみに、なぜ「4」「6」「8」「9」は覚える必要性が乏しいのでしょうか。
それは4は2で割り切れますし、6は2もしくは3で割り切れますし、8は2で割り切れますし、9は3で割り切れるためです。
つまり、「4」「6」「8」「9」の知識を使う場面がほとんどないため、覚えてもあまり意味がないというわけです。
ただ、覚えておくと、よりはやく解けるようにることもあるので、数学が得意で仕方がないのなら覚えておくといいと思います。