看護学校に合格するための「数学」の勉強法

「数学が苦手。でも看護学校に入りたい」と考えているのなら、受験科目に数学がない看護専門学校を受けるのも一つの手です。
ただ、看護師になってから実務として中学数学レベルはできるようになっておきたいですし、受験科目で学校を選ぶと後々後悔することになりかねません。この際、苦手な数学を克服しておきましょう。

では、苦手な数学を克服するには、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、そのような人に向けて、数学の勉強法について解説しています。

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看護学校の数学の範囲とレベル

まずは、看護学校の数学の出題範囲をおさえておきましょう。

・数学Tまたは数学T・Aのいずれか
・数学Tは、因数分解、二次方程式、二次不等式、二次関数、三角比など
・数学Aは、場合の数、確率など
※)看護専門学校によって出題範囲は異なりますので、かならず受験したい看護学校の受験要綱や公式サイトを確認するようにしてください。

要は、高校数学です。
ただ、教科書などの例題にあるような基本レベルの問題が中心で、難易度の高い問題は、あまり出題されません。
だから、基本レベルの問題を確実に正解に導けるようにすることが大切です。

数学が苦手な人がやってはいけない勉強法

過去問を解く重要性が説かれています。
わたしも家庭教師をしていたとき、ひたすら過去問を解かせていました。
結果は、生徒の偏差値は、希望する学校よりも10ほど足りなかったのですが、無事、合格。
過去問を解くのは、やはり重要だと思いますが、数学が苦手な現状のまま、過去問を解いてはいけません。

なぜなら、過去問を解く勉強法は、つぎの人たちにしか通用しないためです。

・ある程度、基礎があって、過去問の解き方が理解できる人(過去問を解けなくても、解き方は理解できるレベル)
・モチベーションが高い人。具体的には、過去問を解いて出題傾向を分析して、頻出の問題を見つけ出し、参考書を買ってきて、そこだけを集中して勉強できる人

ただでさえ苦手な数学。
それなのに、後者のような勉強法ができる人はいないのではないでしょうか。
だから、必然的に、過去問を解くまえに基礎を築く必要がありますが、その基礎はどのように築けばいいのでしょうか。

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まずは算数と中学数学という土台をつくろう!

勉強は積み重ねです。
数学はその傾向が強くて、算数でつまづけば、中学数学がわからなくなりますし、中学数学でつまづけば高校数学がわからなくなってしまいます。

そこで、まずは自分がどこでつまづいているのか確認するといいでしょう。
具体的には『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)の「目次」にある問題を解きます。
※)目次は、amazonのページ、左上にあるイメージにて公開されています。amazonのページは、上記のリンクにもあります。

ここがさっぱりわからなかったり、入試に出てきそうで、かつ、一部の問題ができなければ、そこの積み重ねができていないことになります。

だから、高校数学がわからないのです。

まずは算数、中学数学レベルをしっかり勉強しましょう。
なお、算数と中学数学レベルを勉強するのなら、『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)を読むことをお勧めします。
数学が苦手な人に特化させていて、算数からじっくり解説しているので、効率的に勉強できます。

算数と中学数学ができるようになれば、あとは高校数学の教科書を読むといいでしょう。この際、入試では基本的な問題が中心なので、例題を解けるようにします。

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