等しく分けられない?

りんごが15個ありました。5つに等しく分けるといくつになりますか。

前のレッスンで「いろいろと自分で等しく分ける練習をしてほしい」と書きました。
等しく分ける練習をしていれば、直感的に「3」だとわかるはずですし、直感的にわかるようになるまで等しく分ける練習をしてください。大切なことですので。

しかし、直感に頼ると間違えることもあります。
そこで、ここでは「15個のりんごを5つに等しく分けると、いくつになるか」のような計算をする方法をお教えします。

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わり算の計算ができるようになろう!

「12÷3」はいくつでしょうか。
丸い紙を使わずに、計算で求めてみましょう。
※なお、わり算の計算をするには、九九を完全に覚えていなければなりません。もし、まだ九九を覚えていないのなら、まずは九九を覚えてください。

「12÷3」は「12を3つに等しく分ける」という意味でした。



3つに分けたものは、すべてまったく同じです。



コピーすると、まったく同じものができますよね。
この3つのものも「3回コピーしてできたもの」だと考えることもできます。




「×3」は「3回コピーする」という意味でしたが、これを逆からみれば「3回コピーする」は「×3」にできるとわかります。
よって、上図を式で表すと、つぎのようになります。



「12=□×3」となりますね。
九九をしっかり覚えていれば、「4×3=12」が思いつくはずです。
よって、□は4だとわかると思います。



よって、「12÷3=4」になります。

「わかったような、わからないような…」と思っているひともいると思いますので、もう一例を。

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もう一例でわり算の計算方法をしっかり理解しよう!

「12÷6」を計算してみましょう。

「12÷6」は「12を6つに等しく分ける」という意味でした。



6つに分けたものは、すべてまったく同じです。



コピーすると、まったく同じものができますよね。
この6つのものも「6回コピーしてできたもの」だと考えることもできます。



「×6」は「6回コピーする」という意味でした。
これを逆からみると「6回コピーする」は「×6」にできるとわかります。
よって、上図を式で表すと、つぎのようになります。



「12=□×6」となりますね。
九九をしっかり覚えていれば、「2×6=12」が思いつくはずです。
よって、□は2だとわかると思います。

よって、「12÷6=2」になります。

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九九で対処できない場合は筆算

たとえば「220÷4」のように、九九では対処できない場合があります。
その場合は筆算をします。
筆算については、今後のレッスンで扱います。たぶん。

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