基本的な、わり算は覚えてしまおう!

前のレッスンでお教えしたように、九九をしっかり覚えていれば、わり算の計算はできます。
しかし、実のところ、数学が得意なひとたちは、かんたんなわり算は覚えてしまっています。
そこで、みなさんにも、かんたんなわり算は覚えてほしいのですが……。

「ただでさえ、九九を覚えるのにウッときたのに、また暗記か……」と思うひともいることでしょう。
そこで、「九九の表を使って、ひたすらわり算をしていくこと」をお勧めします。
手を動かして、わり算をしているうちに自然に覚えていきますから。

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九九を覚えるための表を利用して、わり算をしよう!

以下は九九の表です。これを使います。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 9 18 27 36 45 54 63 72 81

1.一番左の列から、適当に1つ数字を選びます。
※6を選んだとします。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 9 18 27 36 45 54 63 72 81

2.選んだ数字の右にある数字から、1つ、適当に選んでください。
※選んだ6の右にある数字とは「6、12、18、24、30、36、42、48、54」のいずれかです。ここから、30を選んだとします。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 9 18 27 36 45 54 63 72 81

3.2つの数字を紙に書きだします。
そして、(上記2で選んだ数字)÷(上記1で選んだ数字)を計算してみてください。
※いまの場合は「30÷6」ですね。

4.計算できれば、上記2で選んだ数字の列の一番上をみます。
※上記2で30を選んだので、30の列の一番上をみると「5」だとわかります。

これが先ほどのわり算の計算の答えになります。
※いまの場合は「30÷6=5」になります。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 9 18 27 36 45 54 63 72 81

一番上の行に答えがあるので、独学でもわり算の計算の練習ができますよね。
なお、この際、答えを極力見ないようにするといいですよ!

九九と基本的なわり算を同時に覚える!

真っ白な紙に、つぎのようにして九九の表を書いてみてください。

1.横一列に1〜9までの数字を書く
2.上記1で書いた数字と表になるように、縦一列に1〜9までの数字を書く
3.上記1と上記2をかけあわせて、九九の票をつくる

これが終われば、上記で説明した方法で、わり算の計算をしてみてください。

それが終われば、また真っ白な紙に九九の表を書いて……と上記を繰り返していきます。すると、そのうち覚えられます。

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