定規で「すごろく」をして遊べば、たし算、ひき算が驚くほどわかる!

いきなりですが、「すごろく」をして遊びましょう!
すごろくで遊んでいるうちに、たし算とひき算が驚くほどわかるようになります。
というわけで、すごろくですが、いくつか準備することがあります。

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紙に「数直線」を描こう!

1.「紙」と「定規」を出してください。なお、紙は方眼紙が理想的ですが、いらない紙でも構いません。

2.紙に横線を一本ひいてください。



3.定規の目盛りをよく見てください。つぎのようになっていると思います。



このような目盛りを、上記1の線のうえに書きこんでください。
具体的には、つぎのようにします。



このような線のことを「数直線」といいます。
中学でも学習するので、いまのうちに「数直線の描きかた」を覚えておくといいでしょう。

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すごろくのルールを覚えよう!

どのようなゲームにも「ルール」があります。
ルールを覚えましょう。

<ルール1> 数値の前に「+や−」をつける
<ルール2> 「+」は「右に」、「−」は「左に」という意味。
<ルール3> 数値の分だけコマを進める

<ルール1>
これから、たとえば「2」という数値の前に「+」をつけて「+2」、「3」という数値の前に「−」をつけて「−3」のように表します。

※補足
・たとえば「+7」を「7」と書くように、数字の前の+は省略することがあります。つまり、たとえば「3」「5」のように数字の前に+も−もついていない場合、+が省略されていると考えます。
・−は省略しません。

<ルール2とルール3>
たとえば「+2」は、つぎのようになります。



よって「+2」は「右に2だけ進む」という意味になります。

たとえば「−3」は、つぎのようになります。



よって「−3」は「左に3だけ進む」という意味になります。

<ルール4>  スタートは「0」
<ルール5> コマの進めかたは「+5」「−3」のようにつなげて書く
<ルール6> ゴールの地点を書く。これが答え。

<ルール4>
これから数直線を使って、すごろくをします。スタート地点は「0」です。最初はここにコマがあります。



<ルール5>
たとえば「+5」「−3」と指示されれば、つぎのようにコマを進めます。

1.「+5」は「右に、5だけ進む」という意味なので、つぎのようになります。



2.「−3」は「左に、3だけ進む」という意味なので、つぎのようになります。



3.ゴールの地点は「2」のです。よって「+5」「−3」の答えは「2」となります。

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すごろくをして遊ぼう!

ルールがわかれば、実際にすごろくをして遊びましょう!

(問1)「+2」「+3」「−4」
(問2)「+7」「−3」「−2」

まずは(問1)からです。
数直線で表すと、つぎのようになります。



よって、答えは「1」ですね。

つぎに(問2)です。
数直線で表すと、つぎのようになります。



よって、答えは「2」ですね。

すごろくとは、「たし算」「ひき算」のこと

「+2」「+3」「−4」は、算数では「 」を書かず「2+3−4」とします(数学の世界では最初の「+」は省略します)。

そうです。
すごろくは、たし算とひき算の計算のことだったのですね。

「わざわざ、すごろくなんてしなくても、たし算、ひき算くらいできるよ」という声が聞こえてきそうですが、すごろくの遊びかたを知っていると、中学の「正負の数」が、かんたんに感じます。
いまのうちに、すごろくで遊べるようになっておきましょう。

小学校のときは0から左はいかない

たとえば「+2」「−5」だと、0から左にいってしまいます。
このような場合はどうすればいいのでしょうか

ご安心ください。
これは中学で勉強することなので、小学生のときは勉強する必要はありません。

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