中学受験では、かけ算の方程式は「面積図」を使って解く

※中学受験では面積図を使う機会がありますが、中学生以降は一切使いません。中学受験を考えていないのなら、読み流す程度で構いません。

まずは、復習です。
つぎの四角形の面積を求めてください。



すでに学習しましたね。
「3×5=15」です。
※「りんご3個を5回コピーする」という意味なので、「3×5」です。あとは九九を覚えていれば「15」だとわかるはずです。わからないのなら、前のレッスンを読んでください。

さて、ここで四角形のなかに面積を書いてみます。



この図をよくみると、つぎのようになっていますよね。



では、質問です。
「2×8=16」という式がありました。
この式の2、8、16を下図のように、あてはめると、どうなると思いますか。



つぎのようになりますよね。



※左上の図を90度だけ転がすと、右上の図になります。要は上の2つの図は同じものなので、どちらの図でも構いません。

さらに質問です。
「●×▲=■」という式がありました。
この式にある●、▲、■を下図のように、あてはめると、どうなると思いますか。




下図のようになりますよね。



※●と▲は逆でも構いません。

これがわかれば準備は完了です。

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面積図を使って、方程式を解いてみよう!

まずは復習です。
つぎの〇はいくつになると思いますか。



「12÷4=3」ですね。
※「4」は「4回コピーする」という意味でした。これは「4つに等しく分けた」とも考えることができました。詳しくは前のレッスンを読んでください。

つぎの〇はいくつになると思いますか。



これも、すでに学習しましたね。
「8÷2=4」です。
※四角形を左に転がすと先ほどと同じ図になります。詳しくは前のレッスンを読んでください。

ここからが本題です。
「〇×4=12」の〇はいくつだと思いますか。考えてみてください。

「〇×4=12」のように「●=▲」の形になっている式のことを方程式といいます。
方程式は、つぎの2ステップで解くといいでしょう。

1.四角形の図を描きます
2.そこに方程式にある数字などをあてはめます

実際に解いてみましょう。

1.四角形の図を描いてください。
2.そこに「〇×4=12」にある〇、4、12を四角形にあてはめます。



つぎのようになりますよね(下図を90度だけ転がした図でも構いません。つまり、〇と4は逆でも構いません)。



これは、先ほど「〇=12÷3=4」と解きました。
よって、答えは「〇=4」となります。

では、「〇×2=6」を解いてください。

四角形の図に数字をあてはめると、つぎのようになります(〇と2は逆でも構いません)。



「〇=6÷2=3」になると計算できます。

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面積図を使って、かけ算の方程式を解いてみよう!

では、つぎのxを求めてみましょう。

(1)x×3=15
(2)4×x=16

いずれの場合も、1.四角形の図を描いて、2.そこに方程式にある数字などをあれはめるの2ステップで解くことができます。

(1)つぎのようになります(xと3は逆でも構いません)。



しっかり復習できていれば、「x=15÷3=5」になるとわかります。

(2)つぎのようになります(4とxが逆でも構いません)。



しっかり復習できていれば「x=16÷4=4」になるとわかります。

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まとめ

つぎのような「かけ算」の方程式を見れば、四角形を書いて、数字をあてはめましょう!
解くことができます。

(例1)x×3=15
(例2)2×x=8
(例3)9=x×3

※例1 x=5、例2 x=4、例3 x=3

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