公約数も、共通する約数を探すだけ!

4の約数はいくつですか。

4の約数を求めるには、4を「÷1」「÷2」「÷3」「÷4」と順に割っていけばいいのでした

・4÷1=4
・4÷2=2
・4÷3 → 割り切れない
・4÷4=1

「÷1」「÷2」「÷4」のときだけ、割り切れます。
4を整数で割ったもののうち、割り切れるものはすべて4の約数なので、答えは1、2、4です。
※前のレッスンで紹介した方法で、すばやく約数を見つけても構いません。

では、6の約数はいくつですか。
6の約数を求めるには、6を「÷1」「÷2」「÷3」「÷4」…「÷6」と順に割っていけばいいのでした

・6÷1=6
・6÷2=3
・6÷3=2
・6÷4 → 割り切れない
・6÷5 → 割り切れない
・6÷6=1

「÷1」「÷2」「÷3」「÷6」のときだけ、割り切れます。
6を整数で割ったもののうち、割り切れる数はすべて6の約数なので、答えは1、2、3、6です。

ここで、4の約数と6の約数を並べてみます。

・4の約数:1、2、4
・6の約数:1、2、3、6

1、2が共通しますよね。
1、2のように共通する約数のことを「公約数」といいます。
この場合は、4と6の公約数は1、2となります。

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公約数を求めてみよう!

4と10の公約数を求めてみましょう。

まずは4の約数です。
4を1から4までの整数で順に割っていっていくと、つぎのようになります。

・4÷1=4
・4÷2=2
・4÷3 → 割り切れない
・4÷4=1

よって、4の約数は「1、2、4」です。

つぎに10の約数です。
10を1から10までの整数で順に割っていくと、つぎのようになります。

・10÷1=10
・10÷2=5
・10÷3 → 割り切れない
・10÷4 → 割り切れない
・10÷5=2
・10÷6 → 割り切れない
・10÷7 → 割り切れない
・10÷8 → 割り切れない
・10÷9 → 割り切れない
・10÷10=1

よって、10の約数は「1、2、5、10」です。

4と10の約数を並べます。

・4の約数:1、2、4
・10の約数:1、2、5、10

1、2が共通していますね。
よって、4と10の公約数は1、2です。

公約数は、1.それぞれの約数を求めて、2.共通する約数を見つければいいのですが、もうすこしすばやく見つける方法もあります。
その方法は、つぎの最大公約数のレッスンで解説します。

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