式の展開2の演習問題(分数、2箇所の展開、変数2つ)

こんにちは、石崎です。『0からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)などの著者です。『基本にカエル英語の本』という著書もあります。
さて、変数のたし算、ひき算の計算にはコツがあります。それは、同じ変数には同じマークをつけるだけです。
具体的にはaの項には〇、bの項には△をつけます。このように一工夫するだけで見やすくなってミスが減ります。というわけで、今回も、式の展開の計算問題を解きましょう。
変数を見ると頭痛がしてつらいかもしれませんが、がんばりましょう。くじけず学習していると、そのうちいいことがありますよ。

<はじめてのひとへ>
・数式の表示は、MathJaxを利用しています。数式を表示させるにはネット接続とJavascriptを「オン」にすることが必要です。
・このページは印刷できます。詳しい方法は、計算問題を印刷する方法をご覧になってください。
・計算のしかたを工夫すれば楽に計算できるケースもあります。計算式はあくまで目安ですので、あらかじめご了承ください。
計算問題のページには、ほかにも、たくさん計算問題があります。

<出題内容>
・対象:中学一年生(中学数学)
・種類:式の展開
・式の形:分数
・展開すべき箇所:2箇所
・変数:2つ
・問題数:10問

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式の展開2(問題)

(1)つぎの式を計算してください。

\[\frac{8(5b+5)}{3}+\frac{6(4b-4)}{5}\]

(2)つぎの式を計算してください。

\[\frac{-8(2b+7)}{5}+\frac{-6(6b+4)}{5}\]

(3)つぎの式を計算してください。

\[\frac{8(2b-1)}{5}+\frac{-3(6b+8)}{4}\]

(4)つぎの式を計算してください。

\[\frac{2(4b+5)}{3}+\frac{5(8b-3)}{6}\]

(5)つぎの式を計算してください。

\[\frac{-5(2b+1)}{7}-\frac{-5(8b+6)}{8}\]

(6)つぎの式を計算してください。

\[\frac{3(8b-6)}{2}-\frac{5(7b+4)}{9}\]

(7)つぎの式を計算してください。

\[\frac{3(5b+3)}{4}+\frac{7(7b+3)}{3}\]

(8)つぎの式を計算してください。

\[\frac{-9(5b-5)}{5}-\frac{-4(4b+1)}{3}\]

(9)つぎの式を計算してください。

\[\frac{-5(4b+8)}{3}+\frac{3(6b+2)}{7}\]

(10)つぎの式を計算してください。

\[\frac{-5(2b+6)}{7}-\frac{-9(6b+4)}{4}\]

式の展開2(計算式)

(1)つぎのように計算できます。

\[\frac{40(5b+5)+18(4b-4)}{15}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[40*5b+40*5+18*4b-18*4\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は15です)

(2)つぎのように計算できます。

\[\frac{-8(2b+7)+(-6)(6b+4)}{5}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[(-8)*2b+(-8)*7+(-6)*6b\]\[+(-6)*4\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は5です)

(3)つぎのように計算できます。

\[\frac{32(2b-1)+(-15)(6b+8)}{20}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[32*2b-32*1+(-15)*6b+(-15)*8\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は20です)

(4)つぎのように計算できます。

\[\frac{4(4b+5)+5(8b-3)}{6}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[4*4b+4*5+5*8b-5*3\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は6です)

(5)つぎのように計算できます。

\[\frac{-40(2b+1)-(-35)(8b+6)}{56}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[(-40)*2b+(-40)*1-\{(-35)*8b\]\[+(-35)*6\}\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は56です)

(6)つぎのように計算できます。

\[\frac{27(8b-6)-10(7b+4)}{18}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[27*8b-27*6-(10*7b+10*4)\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は18です)

(7)つぎのように計算できます。

\[\frac{9(5b+3)+28(7b+3)}{12}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[9*5b+9*3+28*7b+28*3\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は12です)

(8)つぎのように計算できます。

\[\frac{-27(5b-5)-(-20)(4b+1)}{15}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[(-27)*5b-(-27)*5-\{(-20)*4b\]\[+(-20)*1\}\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は15です)

(9)つぎのように計算できます。

\[\frac{-35(4b+8)+9(6b+2)}{21}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[(-35)*4b+(-35)*8+9*6b+9*2\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は21です)

(10)つぎのように計算できます。

\[\frac{-20(2b+6)-(-63)(6b+4)}{28}\]
さらに計算すると、つぎになります。あとは、同類項でまとめます。
\[(-20)*2b+(-20)*6-\{(-63)*6b\]\[+(-63)*4\}\](※数式が長くて画面に入らないため、分子のみの式です。ちなみに分母は28です)

式の展開2(解答)

人は誰しもケアレスミスなどの計算ミスをするものです。特に緊張を強いられる試験では顕著です。そのようなミスはどうやっても防げないというひともいますが、それは間違いです。計算ミスを防ぐ方法はあります。
それは、ひたすら問題を解くだけです。解いた問題が多ければ多いほど、緊張しても正確に計算できるようになります。
シンプルな方法ですが、効果的です。ケアレスミスをなくすだけで数学の成績はあがるので、何度も繰り返し問題を解きましょう。

(1)答えはつぎのようになります。

\[\frac{272b+128}{15}\]

(2)答えはつぎのようになります。

\[\frac{-52b-80}{5}\]

(3)答えはつぎのようになります。

\[\frac{-13b-76}{10}\]

(4)答えはつぎのようになります。

\[\frac{56b+5}{6}\]

(5)答えはつぎのようになります。

\[\frac{100b+85}{28}\]

(6)答えはつぎのようになります。

\[\frac{73b-101}{9}\]

(7)答えはつぎのようになります。

\[\frac{241b+111}{12}\]

(8)答えはつぎのようになります。

\[\frac{-11b+31}{3}\]

(9)答えはつぎのようになります。

\[\frac{-86b-262}{21}\]

(10)答えはつぎのようになります。

\[\frac{169b+66}{14}\]

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