【中学数学】置きかえて共通項（係数がある変数）で因数分解する問題 No.10
こんにちは、『0からやりなおす中学数学の計算問題』（総合科学出版）などの著書がある石崎です。いきなりですが、因数分解はどのように解けばいいのでしょうか。最初に共通因子でくくります。
つぎに、公式にあてはめます。たくさんの問題を解けばどの公式にあてはめられるのかがわかるようになります。というわけで、今回も、はりきって、因数分解の演習問題を解きましょう。
つらいときもありますが、今だけなので、がんばるしかないです。
数学の勉強は今のうちだけですしね。
＜はじめてのひとへ＞
・数式の表示は、MathJaxを利用しています。数式を表示させるにはネット接続とJavascriptを「オン」にすることが必要です。
・このページは印刷できます。詳しい方法は、計算問題を印刷する方法をご覧になってください。
・計算のしかたを工夫すれば楽に計算できるケースもあります。計算式はあくまで目安ですので、あらかじめご了承ください。
・計算問題のページには、ほかにも、たくさん計算問題があります。
＜出題内容＞
・対象：中学三年生（中学数学）
・種類：因数分解（置きかえて因数分解する問題）
・因数分解の方法：共通項（係数がある変数）で因数分解
・問題数：10問
※公式
\[x^2-y^2=(x+y)(x-y)\]\[x^2+2xy+y^2=(x+y)^2\]\[x^2-2xy+y^2=(x-y)^2\]\[x^2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)\]\[x^2+(ay+by)x+aby^2=(x+ay)(x+by)\]
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置きかえて因数分解する問題
（1）因数分解してください。
\[6(x-3)^{2}+12(x-3)\]
（2）因数分解してください。
\[6(x+9)^{2}-30(x+9)\]
（3）因数分解してください。
\[2(x+3)^{2}+2(x+3)\]
（4）因数分解してください。
\[-9(a-3)^{2}+27(a-3)\]
（5）因数分解してください。
\[-3(x+4)^{2}+9(x+4)\]
（6）因数分解してください。
\[8(x+4)^{2}-16(x+4)\]
（7）因数分解してください。
\[5(a-1)^{2}+30(a-1)\]
（8）因数分解してください。
\[-8(x-8)^{2}+8(x-8)\]
（9）因数分解してください。
\[2(x-1)^{2}-4(x-1)\]
（10）因数分解してください。
\[-6(x+6)^{2}+24(x+6)\]
置きかえて因数分解する問題（計算式）
（1）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[6A^{2}+12A\]
つぎのようになります。
\[6A(A+2)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[6(x-3)(x-3+2)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[6(x-3)×(x-3)+6(x-3)×2\]
（2）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[6A^{2}-30A\]
つぎのようになります。
\[6A(A-5)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[6(x+9)(x+9-5)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[6(x+9)×(x+9)+6(x+9)×(-5)\]
（3）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[2A^{2}+2A\]
つぎのようになります。
\[2A(A+1)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[2(x+3)(x+3+1)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[2(x+3)×(x+3)+2(x+3)×1\]
（4）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[-9A^{2}+27A\]
つぎのようになります。
\[-9A(A-3)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[-9(a-3)(a-3-3)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[(-9)(a-3)×(a-3)+(-9)(a-3)×(-3)\]
（5）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[-3A^{2}+9A\]
つぎのようになります。
\[-3A(A-3)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[-3(x+4)(x+4-3)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[(-3)(x+4)×(x+4)+(-3)(x+4)×(-3)\]
（6）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[8A^{2}-16A\]
つぎのようになります。
\[8A(A-2)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[8(x+4)(x+4-2)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[8(x+4)×(x+4)+8(x+4)×(-2)\]
（7）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[5A^{2}+30A\]
つぎのようになります。
\[5A(A+6)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[5(a-1)(a-1+6)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[5(a-1)×(a-1)+5(a-1)×6\]
（8）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[-8A^{2}+8A\]
つぎのようになります。
\[-8A(A-1)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[-8(x-8)(x-8-1)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[(-8)(x-8)×(x-8)+(-8)(x-8)×(-1)\]
（9）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[2A^{2}-4A\]
つぎのようになります。
\[2A(A-2)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[2(x-1)(x-1-2)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[2(x-1)×(x-1)+2(x-1)×(-2)\]
（10）（ ）を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
\[-6A^{2}+24A\]
つぎのようになります。
\[-6A(A-4)\]
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
\[-6(x+6)(x+6-4)\]
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
\[(-6)(x+6)×(x+6)+(-6)(x+6)×(-4)\]
置きかえて因数分解する問題（解答）
まずは、参考書を読んでしっかり理解することが大切です。その際、数学に苦手意識があるのならば、できるだけわかりやすいテキストや参考書で勉強しましょう。
つぎに練習問題を解きますが、どのような問題を解けばいいのでしょうか。数学が得意なひとは良問を解くといいといいますが、お勧めしません。数学が苦手なひとは同じような問題でも数字が少し変わるだけで間違えるというようなことをしてしまうためです。そこで、数値だけ変えた演習問題を大量に解いていくといいでしょう。そのような演習問題はどこにあるのでしょうか。まさしくこのウェブサイトです。
（1）答えはつぎのようになります。
\[(x-3)(x-1)\]
（2）答えはつぎのようになります。
\[(x+9)(x+4)\]
（3）答えはつぎのようになります。
\[(x+3)(x+4)\]
（4）答えはつぎのようになります。
\[-(a-3)(a-6)\]
（5）答えはつぎのようになります。
\[-(x+4)(x+1)\]
（6）答えはつぎのようになります。
\[(x+4)(x+2)\]
（7）答えはつぎのようになります。
\[(a-1)(a+5)\]
（8）答えはつぎのようになります。
\[-(x-8)(x-9)\]
（9）答えはつぎのようになります。
\[(x-1)(x-3)\]
（10）答えはつぎのようになります。
\[-(x+6)(x+2)\]