2次関数の最大最小

●問題
「次の2次関数の最大値・最小値を求めよ。y=x^2+x−1(−4≦x≦−1)」

前回の問題と定義域が変わっただけです。これで何が違うのでしょうか?

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

頂点と定義域の位置関係を調べる。

解法

繰り返しになりますが、2次関数の最大最小といえば、頂点!と覚えておいてください。

頂点は必ず山か谷の先端になるので、頂点が定義域に含まれる場合は、頂点が最大か最小のどちらかになります。
また、頂点が定義域に含まれない場合は、定義域の両端が最大最小になります。

どちらにしても、頂点の座標は重要な情報になります。まずは平方完成して、求めてみましょう!

y=x^2+x−1
 =(x^2+x)−1
 ={(x^2+x+1/4)−1/4}−1
 ={(x+1/2)^2−1/4}−1
 =(x+1/2)^2−5/4

頂点は(−1/2,−5/4)ですね。

また、グラフを描くときは、y軸との交点を求めておくと良いです。y軸上はx=0なので、y=x^2+x−1にx=0を代入すると、y=−1ですね。
よって、この2次関数とy軸との交点は(0,−1)です。

この2次関数は「頂点が(−1/2,−5/4)で、y軸と(0,−1)で交わる」ことがわかりました。さらに、a=1>0なので下に凸のグラフになります。

・・・ここまでは前回と同じです(笑)
式が同じなのだから、やることは同じになってしまいますよね。

そして、定義域です。

今回は定義域が違っています。−4≦x≦−1とあります。
この範囲の中で、一番上のところと下のところを答えればOKです。
グラフをよく見てみると・・・

−4≦x≦−1には頂点が含まれていないので、定義域の両端が最大と最小です。

x=−4のとき
y=(−4)^2−4−1
 =16−5
 =11

x=−1のとき
y=(−1)^2−1−1
 =1−2
 =−1

これらの値のうち、大きい方が最大値で、小さい方が最小値ですね!

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解答

x=−1のとき最小値−1,x=−4のとき最大値11

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