2次関数とx軸との位置関係

●問題
「次の2次関数がx軸と共有点を持たないときのaの値の範囲を求めよ。y=x^2−3x+a」

高校数学としてはまだまだ基本的ですが、正しい方向性を持たないと、解ける可能性はあまりなさそうです。

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

判別式を使う。

解法

まず、x軸上の点について考えてください。
x軸上の点はどんな点でしょうか?

いろいろ言い方はあると思いますが、x軸上の点は必ずy=0です。

ということは、2次関数とx軸との共有点は、y=0のときの点。といえます。
つまり、2次関数の式にy=0を代入すれば、x軸との共有点の座標が出ます。

与えられた式にy=0を代入してみましょう。

0=x^2−3x+a

このようになります。
これを解いたものが、x軸との共有点のx座標になるわけです。

つまり、「2次関数でy=0にして得られた2次方程式の解がx軸との交点になる」のです。

さらに、2次方程式の解が座標になるなら、2次方程式の判別式を使えば、2次関数とx軸の共有点の個数も調べられる。というわけです。

すなわち、D>0のとき、x軸との共有点は2つ(=解が2つ)
D=0のとき、x軸との共有点は1つ(=解が1つ。つまり重解)
D<0のとき、x軸との共有点なし(=解がない)


これをこの問題の場合に適用すると・・・

共有点を持たない→D<0

D=3^2−4・1・a
 =9−4a<0
   −4a<−9
     a>9/4

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解答

a>9/4

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