2次関数とx軸との位置関係

●問題
「次の2次関数のy座標がx座標にかかわらず常に正の数になるようなaの値の範囲を求めよ。y=ax^2−2x+2」

実はコレは、ある問題の表現方法を変えただけです。気づけばたぶん簡単です!

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

判別式を使う。

解法

今回は前置きは省略して、結論からいきます。

 「x座標にかかわらず常に正の数」
→「2次関数のグラフを描いた場合、x軸と共有点を持たない」
→「判別式D<0」

というイメージで考えてください。

つまり、与えられた2次関数の係数で判別式D=b^2−4ac<0ですね!

D=(−2)^2−4・a・2
 =4−8a<0
   −8a<−4
     a>1/2

念のため、判別式についておさらいです。

y=ax^2+bx+cにおいて、判別式D=b^2−4acとすると、

D>0のとき、x軸との共有点は2つ(=解が2つ)
D=0のとき、x軸との共有点は1つ(=解が1つ。つまり重解)
D<0のとき、x軸との共有点なし(=解なし)


これらはホントにいろいろなところで出てくるので、完璧に覚えて理解してくださいね!

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解答

a>1/2

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