2次不等式の解き方
●問題
「次の2次不等式を解け。(1) x^2−3x<0」
まずは初歩的な2次不等式をやってみましょう!
■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2
スポンサード リンク
方向性
2次関数のグラフを考え、x軸との交点を求める。
解法
1次不等式の場合と同じく、まずは不等号を=(イコール)に置き換えて計算してみるのも一つの方法です。
x^2−3x=0とすると、
x(x−3)=0
∴x=0,3
このようになりました。
ここでひとつ疑問です。
このx=0,3というのは何を意味しているのでしょうか?
書いた式そのままから導くと、「=0」のときのxの値ですよね?
そりゃそうなんですが、このままではやっぱりよくわかりません。
「=0」のときのxの値というのは何を意味するのか、さらに考えてみましょう。
y=x^2−3xという2次関数があったとします。
この2次関数で、「=0」となる場合を考えてみます。
すると、つまり・・・
y=0のときのxの値を意味することになります。
「=0」ということは、yに0を代入した場合と同じ意味になりますね。
さらにもう少し突っ込んで言えば、「x軸との交点のx座標」でも同じです。
つまり、不等号を=に置き換えて計算すると、y=(左辺)とした場合の、x軸との交点を表すことになります。
この問題の場合は、x=0,3でx軸と交わる2次関数のグラフが描けます。
そして、与式はx^2−3x<0なので、式の値が0(ゼロ)より小さい部分、すなわち2次関数のグラフのx軸より下側の部分のxの範囲が、この2次不等式の解になります。
ちょっと長くなりましたが、まとめると・・・
(1) x^2−3x<0
x^2−3x=0とすると
、
x(x−3)=0
∴x=0,3
よって、0<x<3
スポンサード リンク
解答
0<x<3