鈍角の三角比の値
●問題
「次の三角比の値を求めよ。(6) sin120°,(7)cos135°」
鈍角になると、3角の合計で180°を超えてしまう気もするが・・・?
■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2
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方向性
90°以下の場合とほとんど同じ。
解法
(6)は120°つまり、鈍角の場合です。
どれか一つが鈍角の三角形は直角三角形になることができません。
ということは、三角比の値は求めることができない。・・・わけがありません(笑)
鈍角の場合も今までと同じく、
サインは「斜め分の縦」
コサインは「斜め分の横」
タンジェントは「横分の縦」
で求めることができます。
図やグラフなど詳しくは教科書等を見てもらうとして、鋭角との違いはズバリ、
「横がマイナスである」
これに尽きます。
これだけ気をつければ、鋭角の場合と同じです。
それではやってみましょう。
原点を中心とする円を考えて、x軸の右側を0°として、半径を120°回転します。
y軸より少し左側まで来るはずです。
その円周上の点からx軸に垂線を下ろします。
すると、y軸の左側に30°60°90°の直角三角形ができたはずです。
辺の長さは1:2:√3ですね。
この直角三角形の横の長さをマイナスで考えれば、鋭角の場合と同じなのです。
サインの場合は、縦と斜めしか使わないので、鋭角の場合と同じになります。
つまり・・・
sin120°=sin60°
=√3/2
そして、(7)は135°の場合です。
(6)と同様に、x軸の右側の部分から、原点を中心として半径を135°回転します。
その円周上の点からx軸に垂線を下ろします。
すると、半径を斜辺とする直角三角形ができますね。
これは45°45°90°の直角二等辺三角形なので、辺の長さの比は1:1:√2です。
120°の場合と同様に、横がマイナスとして辺の長さの比を利用すればOKです。
コサインは「斜め分の横」なので、
cos135°=−1/√2
=−√2/2
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解答
(6)sin120°=√3/2,(7)cos135°=−√2/2