余弦定理の公式

●問題
「△ABCで、A=60°、b=2、c=3のとき、aを求めよ。」

1角と2辺しかわかっていません。そんなときは・・・?

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

余弦定理を使う。

解法

まずは三角形ABCを描いてください。
頂点Aの角が60°、Bの対辺がbで長さは2、Cの対辺がcで長さは3ですね。

ということは、わかっているのは2辺とそのはさむ角です。

これは余弦定理が使える場合のもっとも典型的な例です。余弦定理は

a^2=b^2+c^2−2bc・cosA

こんな公式です。
三平方の定理を、直角三角形でなくても使えるよう拡張したもの。と考えると覚えやすいと思います。
また左辺のaと右辺のcosAは、対辺と対角の関係になります。

・2辺とはさむ角がわかっているとき
・3辺がわかっているとき
・2辺と1角がわかっているとき

などに使います。

今回の問題は、余弦定理にb=2,c=3,A=60°を代入して、

a^2=2^2+3^2−2・2・3・cos60°
  =4+9−12・(1/2)
  =13−6
  =7

よってa=7


・・・とやってはいけません(笑)

a^2=7
なので、a=√7となります。

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解答

a=√7

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