場合の数の計算 円順列

●問題
「円卓に6人が座る場合の数は何通りあるか。」

6人が並ぶので6!・・・でしょうか?

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

直線状でなく円形に並ぶことに注意する。

解法

もちろん、6人が1列に並ぶときは6!ですが、円形に並ぶときには、もう少し考えが必要です。

順番が同じで回転しただけのものは、並び方としては同じものと考えます。

例えば、上から順に右回りに1,2,3,4,5,6の順に並ぶとします。

これを1つずらして、2,3,4,5,6,1の順に並んだものは、同じものと考えます。
出発点を変えて見れば、1から6までが順に並んでいることには違いないからです。

同様に、3,4,5,6,1,2や4,5,6,1,2,3も同じ並び方になります。

このように考えていくと、6人の円順列は、一つの並び方に対して回転したものが6通りずつあり、それらは区別しないので

6!を6で割る

と考えることができます。

ということで、6!/6=5!ですね!

ちなみに、n通りの円順列は一般に(n−1)通りとなります。
これらを理解した上で、公式として覚えると良いですよ!

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解答

120通り

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