放物線と直線の式(2次関数の応用)

こんにちは、みなさん。江間です。
今回取り上げるのは、実際に定期テストに出題された問題(一部改)です。

●問題
「原点を頂点とする放物線と直線が2点A(−1,2),B(3,18)で交わっている。(1)放物線と直線の式をそれぞれ求めよ。」

中学の2次関数の応用問題です。一見すると難しそうですが、実際やってみると、案外簡単なんですよ〜

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

わかっているものを代入する。

解法

まずはグラフを描いて、できることをやってみましょう!(笑)
仮に、それで解けるかどうか見通しが立っていないとしても、まずは挑戦!
結果のわかっていることしかやらないなんて、全く面白くもありません。
とにかく、まずはできそうなことにチャレンジしてみてください。

・・・やってみましたか?
やるだけやってみたら、案外できた人も多いと思います。

これで本文終了!!

・・・というのは冗談です。ちゃんと説明しますよ!(笑)

まずは、放物線と直線の式の基本的な式の形のおさらいです。

放物線:y=ax^2
直線:y=ax+b

このようになりますね。
関数は、与えられた値を適切なところに代入すれば、必ずできます。

これらの式に問題で与えられた点A,Bの座標を代入します。
交点は両方のグラフを満たす点なので、両方の式に代入して構いません。

まずは、放物線の方が文字が少ないので、放物線の式に代入してみましょう!
y=ax^2に、A(−1,2)を代入すると、

2=a×(−1)^2
a=2

ということは、放物線の式はy=2x^2ですね!

直線の方も同様にやってみましょう!

y=ax+bに、A(−1,2)を代入すると、2=−a+b・・・{1}
y=ax+bに、B(3,18)を代入すると、18=3a+b・・・{2}

これでa,bについての式が2つできました。
あとは、これを普通に解けば必ず正解にたどり着けるはずです。やってみましょう!

{2}−{1}より、
16=4a
a=4・・・{3}

{3}を{1}に代入すると、
2=−4+b
−b=−4−2
−b=−6
b=6

これで直線も傾きと切片がわかりましたね!

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解答

放物線:y=2x^2, 直線:y=4x+6

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