連立方程式と1次関数(1次関数の応用)
●問題
「次の連立方程式の解をグラフを描いて求めよ。
(1) x−y=−2,2x+y=5」
普通に連立方程式を解けば、当然解は出ますが、1次関数を習いたての時期の中学2年生のテストにはこのような問題も良く出ますね。
ちょっと考えれば、グラフを描いて求めるのも簡単です。
■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2
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方向性
グラフを描く。
解法
まずは、「グラフを描いて求めよ」と言われているのだから、グラフを描いてみましょう。
ここで簡単におさらいです。
1次関数は「y=ax+b」の形になって、傾きはa、切片はbでしたね。
与えられた式そのままでは傾きも切片もわからないので、この形に直してみましょう。移行したり、両辺に何かをかけたりしてみると・・・
x−y=−2 2x+y=5
−y=−x−2 y=−2x+5
y=x+2
それぞれこのようになりますね。
切片と傾きを使って、グラフを描いてみましょう。
すると・・・原点より少し右上のあたりに交点ができたと思います。
[1]交点というのは、二つの1次関数の式を同時に満たす点です。
[2]また、連立方程式の解は、二つの式を同時に満たすx,yの値ですね。
・・・このあたりでもうわかりましたか?
あれ?わかりませんか?
そういう人は、[1],[2]の文章を・・・まずは10回読んでみましょう。
読んでみましたか?・・・あれ?まだあやふやな感じですね〜(笑)
それじゃ、分かり切っていることと思いますが、改めて確認します。
平面のグラフのなかの点の座標というのは、そこのx,yの値ですね。
これがちゃんとわかれば、必ずわかります。
わかるまで繰り返し読んでくださいね〜!!
もう少し説明が必要ですか?
わかりました!あと少しご説明しましょう!
連立方程式の解は、2つの式を同時に満たすx,yの値です。
交点の座標は、2つの1次関数を同時に満たすx,yの値です。
ということは・・・
連立方程式の解と、1次関数の交点は同じ意味なんですね!
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解答
x=1、y=3