1次関数の式の求め方

●問題
「点(4,2)を通り、xが4増加するとyが5増加する直線の式を求めよ。」

よく質問を受ける分野ですが、基本通りにやれば誰でもできます!

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

y=ax+bにわかっているものを代入する。

解法

まずは1次関数の基本についておさらいです。


 ○1次関数の式は「y=ax+b」で表すことができる。

 ○x,yはある特定の点の座標を表す。

 ○aは傾きを、bは切片を表す。

 ○傾きはxが1増加したときのyの増加量を表す。(=変化の割合)

 ○切片は直線とy軸との交点のy座標を表す。


1次関数の基本的な性質についてはだいたいこんな感じです。・・・よね?
以上がきちんと理解できれば、今回の問題も必ず解くことができます。

・・・が、これだけでわかるなら解説は必要ないです(笑)
ってことで、もう少し実用的に1次関数の問題の取り組み方を解説してみます。


 ○1次関数の問題だとわかったら、とにかくy=ax+bにわかっている値を代入して計算すればよい。

 ○切片か傾きがわかっているなら、単純な1次方程式に、

 ○どちらもわかっていないなら、連立方程式になる場合が多い。

 ○「増加するとき」みたいな表現があるときは、変化の割合すなわち傾きを利用するか求めることができる場合が多い。

 ○とにかくグラフを描いてみればなんとかなる。

だいたいこんな事を考えれば1次関数の問題は解けちゃう場合が多いですよ〜!


今回の問題の場合は「xが4増加するとyが5増加する」とあるので、ここから傾きを求めることができます。

傾きは「xが1増加したときのyの増加量」です。

「xが4増加するとyが5増加する」のと同じ割合で、xが1増加したらyはいくつ増加しますか?

xの増加量は1/4になったのだから・・・yの増加量も1/4ですね。
つまり、「xが1増加すると、yは5/4増加する」のです。これは「傾きは5/4」を意味します。

ここまでわかれば、y=ax+bにa=5/4,点(4,2)を代入して計算すればいいですね!

2=(5/4)×4+b
2=5+b
−b=5−2
−b=3
b=−3

これで傾きも切片もわかりました!

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解答

y=(5/4)x−3

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