1次関数と2次関数の複合問題
●問題
「y=x^2上の、x=−1,4の点をそれぞれA,Bとする。
このとき、2点A,Bを通る直線の式を求めよ。」
高校入試レベルではスタンダードな難易度の問題です。
このくらいまで解けるようにしておくと、関数の問題は入試でもそこそこ得点できそうです。
■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2
スポンサード リンク
方向性
グラフを描き、点をとる。
解法
問題文を一読しただけでは何が何だかわからないかも知れません。
ので、問題を読みながら、グラフを描いてみましょう。
まずは、y=x^2のグラフを描いてみてください。原点を通って、左右対称な放物線ですね。
よくわからない人は、x=−4〜4くらいまでの点をとって、滑らかな曲線で結ぶとよいでしょう。
x=−4のとき・・・y=(−4)^2=16
x=−3のとき・・・y=(−3)^2=9
x=−2のとき・・・y=(−2)^2=4
・
・
・
そんな感じで点をとっていけば、グラフは描くことができます。
グラフを描きましたか?
描いたら、放物線上に2点A,Bを描いておきましょう。
x=−1のところがA(−1,1),x=4のところがB(4,16)ですね。
そして、問題で言っているとおりに、2点A,Bを通る直線を描いてください。
直線も実際に描いてみると、かなりイメージが掴みやすくなったはずです。
「あ、この二つの点を通ればいいんだな」みたいに思ってもらえれば、OKです。
ここまでグラフをきちんと描いてきたなら、答えはほとんど出たようなものですよ!
もう一度問題文を読んでみます。
「y=x^2上の、x=−1,4の点をそれぞれA,Bとする。
このとき、2点A,Bを通る直線の式を求めよ。」
と書いてあります。
この2点A,Bの座標はすでに求めてありますね。
それならば、その2点の座標を使って直線の式を求めれば良いのです。
------------------------------------------------------------------------
では、実際に求めてみましょう!
y=ax+bにA(−1,1)を代入すると、
1=−a+b・・・{1}
y=ax+bにB(4,16)を代入すると、
16=4a+b・・・{2}
{2}−{1}より
5a=15
a=3・・・{3}
{3}を{1}に代入すると、
1=−3+b
b=4
これで求める直線ABの傾きも切片もわかりましたね!
スポンサード リンク
解答
y=3x+4